最近海外ではお砂糖の代用で、ヘルシーな甘味料として、アガベシロップが注目されています。
読者の方でも、健康のために普段はお砂糖の代わりにはちみつを代用されている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、はちみつとアガベシロップのメリットを比較して健康のためにはどっちがいいのかを纏めてみました。
アガベシロップとはちみつはどっちがいいの？それぞれのメリット
アガベシロップとは、リュウゼツランという植物の樹液から作られる甘味料になります。味はすっきりとした甘さでクセがないのが特徴で、甘みは砂糖と比較して1.5倍ほど甘さが強いと言われています。しかし、アガベシロップとはちみつではどちらの方が健康に良いかというとそれは、それぞれに異なるメリットがあるため結論付けることが困難です。ですので、結局は自分に合うものを選択するのがお勧めです。早速アガベシロップとはちみつのそれぞれのメリットを詳しく紹介していきます。
アガベシロップのメリット
アガベシロップは、海外ではヘルシーな甘味料として広まっています。
その理由は主に次の3点からです。
・フラボノイドのケンぺロールやケルセチンがストレス緩和や病気予防に期待できる
・水溶性食物繊維の一種である「イヌリン」が腸内環境を整えてくれる
・GI値が低いので、血糖値が上がりづらい
フラボノイドのケンペロールやケルセチンこれらの成分には抗酸化作用や炎症を抑える作用があると言われており、更にケルセチンには心臓病や肺がんの予防対策になるのではないかとう報告もあります。またアガベシロップには水溶性食物繊維のイヌリンが豊富であり、腸内環境を整えてくれる効果やダイエット効果があると言われております。そして食後の血糖値の上昇しやすさを表した値がGI値です。アガベシロップのGI値は21ではちみつが75そして、上白糖のGI値が99となりアガベシロップのGI値が圧倒的に低いことが分かります。アガベシロップのGI値が低い理由としては、甘さの成分のほとんどが果糖であるからで、果糖は体内に吸収されるので血糖値の上昇が緩やかになります。
はちみつのメリット
はちみつにも健康面へのメリットが多くあります。
・アレルギー症状を緩和してくれる
・ポリフェノールが含まれ、抗酸化作用を期待できる
・ビタミンやミネラルなどの栄養成分がバランスよく含まれている
・グルコン酸やオリゴ糖が腸内環境を整えてくれる
・病原体が増えるのを防ぎ、更に抗生物質の力を高めたりしてくれる
はちみつは下記の通り大きく3種類に分けることができ、物によって多くの酵素が生きていて殺菌効果があります。
生はちみつ
製造工程：40℃以下で加熱または非加熱
添加物：加えられていない
純粋はちみつ
製造工程：加熱
添加物：加えられていない
加糖はちみつ
製造工程：加熱
添加物：加えられている
生はちみつは高温で加熱されない理由から他の種類より生きた酵素が多く含まれています。この酵素には、疲労回復、腸内環境改善、殺菌効果、消炎作用、などの効果が期待できると言われております。生はちみつには、アガベシロップにはない強い殺菌効果がありますので、風邪予防としてもお勧めです。
アガベシロップは、はちみつやお砂糖の代用になる？使い方をご紹介
さらっとしていてクセがあまりないのがアガベシロップです。
製造工程の濾過の度合いによってアガベシロップは3段階に分けれ製造されています。
ライト
濾過の度合い：多い
色：黄色
味：クセがなくマイルド
アンバー
濾過の度合い：中くらい
色：薄茶色
味：ライトよりコクがある
ダーク
濾過の度合い：少ない
色：濃い茶色
味：キャラメルや黒砂糖のようなコクがある
ではアガベシロップの使い方を紹介していきます。
①ドリンクに混ぜる
サラサラしていて水に溶けやすい甘味料なので、ドリンクに混ぜることです。水に溶けやすいので、冷たいドリンクにすぐに溶かして甘さを足すこともできます。香りを損なわないようドリンクに混ぜるのであれば、ライトやアンバーがお勧めです。
②調味料として使う
加熱しても甘味が変わらない、アガベシロップは料理のお砂糖の代用として使うこともできます。どんな料理でも美味しく使うことができますが、アガベシロップにはツヤがあるので和食との相性が抜群です。アガベシロップでコクを出すのであれば、ダークの使用をお勧めします。
③スイーツの材料使う
アガベシロップの甘さはお砂糖と比べると1.5倍あります。そのためお砂糖と比べて使用量を控えることができ、ケーキやクッキーなどのお菓子作りやヨーグルトやグラノーラに少し加えて使用することもできます。
アガベシロップを使えばカロリーが少なくなるので、とても魅力的です。キャラメルのような風味を楽しみたいのであれば、ダークの使用をお勧めします。
アガベシロップ 摂りすぎには注意!
魅力がたくさんあるアガベシロップなのですが、糖質を含む甘味料なので摂りすぎには注意が必要になります。
アガベシロップに含まれる果糖には、血糖値の上昇が穏やかというメリットがある一方で次のようなデメリットもあります。
・肝臓に負担がかかる
・肥満や脂肪肝のリスクが高くなる
・細胞の老化につながる
お砂糖やはちみつにも果糖は含まれているので、アガベシロップだけにデメリットがあるわけではありません。
過剰摂取はどれもよくありませんので、適度な量にすることが大切です。
アガベシロップを安心して選ぶためのポイント3つ
多数商品があるアガベシロップですが、現在は輸入品がほとんどになります。
そのため品質などが、気になる方のためにアガベシロップを安心して取り入れるための選ぶポイントを3つにまとめて紹介します。
①オーガニック認定商品を選ぶ
オーガニック認証を受けている商品であれば、厳しい基準をクリアしているため安心です。日本の認証マークとして有機JASマークがついていれば、化学肥料や農薬を使用していないことなどを証明してくれ、より信頼できる商品を購入することができます。
②添加物が入っていないか確認する
アガベシロップの商品の中には、ブドウ糖果糖液糖やコーンシロップで甘味を足しているものや合成着色料で色をつけたものなどが出回っています。そのため着色料や他の甘味成分が足されていない、「アガベ100％」の商品を選び購入しましょう。
③加熱処理の少ないアガベシロップを選ぶ
高温処理されているアガベシロップだと、アガベシロップの本来の栄養素が破壊されています。そのため健康のために取り入れるのであれば、低温処理されたものを商品を選び購入しましょう。
まとめ
アガベシロップについてやはちみつとの比較をまとめて紹介しました。健康的なメリットがたくさんあるアガベシロップです。
食生活を工夫したい方やダイエット中の方はこれを機にアガベシロップを試してみてはいかがでしょうか。
