アガベの育て方| 土づくりや植え替えの時期は?冬の水やり頻度は?

アガベは、暑さや寒さにも強い特徴を持ち、南アメリカ北部や北アメリカ南部、中央アメリカを原産地とするリュウゼツラン科に分類される多年草の多肉植物になります。

ここでは、アガベの育て方や 土づくり、植え替えの時期などについて紹介します。

アガベの日当たり

高温で乾燥した環境や日光を好むアガベは、なるべく日光が当たるようにして育ててあげる事が基本となります。暑さだけではなく、寒い低温の環境にも強いアガベは、園芸の初心者でもかなり育てやすい多肉植物と言われております。しかし、日当たりが悪い環境で育てていると、徒長といって、植物の茎や枝部分が間延びし、ひょろひょろと細長い姿になってしまいますので、日光不足には気をつけましょう。

アガベの置き場所

アガベを元気に育てるには、風通しと日当たりの良い場所に置いてあげることです。アガベは乾燥を好み、湿気を苦手としており、雨にずっと当たってしまうような場所で育ていると根っこや葉が腐って最終的には枯れてしまいます。暴風雨や台風のときには特に注意してあげましょう。また、寒さには強い性質を持っているとはいえ、外で育てるには、0〜3℃の気温が必要となります。冬場にそれを下回る気温となる場合には、室内へ移動して育ててあげる方が安全です。

アガベの水やり

夏の水やり

アガベは葉の部分に水を溜めこめることができる植物で、尚且つ乾燥を好む植物でもあるので夏の水やりは控えめで問題ないです。土が乾き、それから数日程度経ってからが、水やりのタイミングです。また水やりする時のポイントとして、鉢底部分から水が流れ出てくるくらいまでたっぷりと水をやるのがポイントです。但し、水のやり過ぎは根腐れや弱ってしまう原因となりますので注意しましょう。また水やりの時に受け皿に水が溜まってしまっていると、根っこにカビが生えてきやすくなる原因となってしまうため、そのままにせずに必ずチェックして捨てるようにしましょう。

冬の水やり

アガベは10月下旬〜3月中旬頃の間は生育が止まり、休眠状態になっています。冬頃は休眠状態になっているので、やりは月に1〜2回行う程度で問題ありません。しかし冬頃の休眠状態に水やりをし過ぎてしまうと、根腐れする原因になりますので注意しましょう。またアガベは、下の葉から枯れてくる特徴があります。枯れてしまっている部分は、こまめに剪定ばさみを使用しカットして手入れをするのと同時に葉の裏側に害虫がいないかも一緒に確認しておくことが良いです。

アガベの肥料・追肥

春〜秋の時期がアガベの生育期で、その時期には肥料が必要となります。この時期には、緩効性の肥料を2ヶ月に1回を目安に与えるようにしてあげるか、即効性のある液体肥料でも問題ありません。

しかし即効性のある液体肥料を使用する場合は、10日に1回を目安として与えるようにして下さい。肥料は園芸店やホームセンターなどで購入できます。

しかし多肥にはしないようにしましょう。多肉植物は元々あまり肥料を必要とせず、肥料が多すぎてしまうと、肥料焼けを起こして大切な根っこ部分が傷んで原因になります。

アガベの土

アガベは自身の肉厚の葉に水分を溜め込めることができ、尚且つ乾燥した環境の方が元気に生育してくれます。その為アガベを育てるときは、水はけの良い土を選ぶことが最適です。園芸店などで売られている、多肉植物専用の培養土を利用すると簡単で便利です。もし一から自分でつくりたい場合は、「赤玉土の小粒5:軽石の小粒4:腐葉土1」の割合で配合して土をつくると良いでしょう。

アガベの植え替え・植え付け

アガベの植え替え時期

アガベの植え替え時期は、4〜5月頃が適期となっています。長年同じ狭い鉢植えで育てていると、アガベが水分や養分をうまく吸収することができなくなり、生育不良に陥ります。

そのため、2年に1回を目安にして植え替えを行うようにしましょう。

アガベの植え替えのやり方

①植え替えのための道具を準備する。

大きく以下のものを準備すれば問題ないです。

・既存の鉢より、一回り大きい鉢

・鉢底ネットと底石

・多肉植物の培養土

・ハサミ、軍手、割り箸、移植ゴテなど

②新しい鉢の下準備

鉢の底穴をネットで塞ぎ込みます。次に底石を底が見えなくなるまで敷き詰め、多肉植物用の土を底石が隠れるくらいまでいれていきます。

③アガベを元の鉢から取り出す

アガベの株元を左手で持ち、右手で鉢を掴み優しく揺すりながら引き抜いていきます。
左手を動かして株元抜くと、地上部の葉と根が切れる可能性があるので、株を持つ左手は固定しておくことをお勧めします。

④アガベの根鉢を崩す

購入したての苗や、病害虫の疑いがある場合は、アガベの根鉢を崩しましょう。太い根は避けて割り箸などで突きながら、優しく作業すのもポイントです。

⑤株元の枯れた下葉を取り除く

株元に枯れた下葉があれば取り除きます。また子株があれば切り離して別の鉢に植えて株分けしましょう。

⑥余分な根を取り除く

もし古く黒っぽい根があれば清潔なハサミで取り除きましょう。細い根もすぐに寿命がきて根詰まりの原因になるので、できるだけ取り除きましょう。

⑦切り口を乾燥させる

細い根を切っただけのときは、乾燥させなくても問題ありませんが、太い根を切って切り口が多く大きい場合は、1日程度明るい日陰で乾かしておきましょう。

⑧新しい鉢にアガベを植え替える

割り箸をはしごのように新しい鉢にかけて、アガベを一旦その上に仮置きします。そして空いている隙間に土をどんどん入れていきましょう。

⑨9分目まで土をいれる

鉢の9分目まで土を入れたら、割り箸を外しましょう。

⑩最後に水やりをたっぷりしてあげる

最後に、鉢底から流れ出るまでたっぷりと水やりして完了ですが、高温期や休眠中の時期の場合は、2〜3日置いてから水やりをするようにしましょう。そして植え替え直後は、明るい日陰の場所に置いて、1〜2週間したら日当たりのいい場所に移動させましょう。

アガベの増やし方

一般的なアガベの増やし方は、「株分け」と「種まき」という方法になります。株分けを行うのに最適な時期は、植え替えと同じ4〜5月頃、遅くとも夏前までとなります。

親株から子株が出ているのを見つけたら、植え替えを行うのと同時に株分けを行います。アガベの株元からでている子株を株分けする場合は、園芸用のハサミを使用し、丁寧に切り取り親株から分離しましょう。

このとき、子株に必ず根っこが付いた状態になるように分けるように注意しましょう。それから親株から分離した子株を、子株のサイズに合った鉢を選んであげて植え付けるようにします。

種まきについては、5月以降が適期となっており、また粒子ができるだけ細かい土がお勧めです。そして細かい土に均一に種を蒔きます。その後発芽するまでは、乾燥した状態を避け発芽した後は、風通しが良い場所に置いてあげましょう。

アガベの育て方で注意すべき病気・害虫

つきやすい虫

アガベには、アザミウマやカイガラムシという害虫がつきます。アザミウマは夏場の高温時に特に発生しやすく、カイガラムシは季節を問わず一年を通して発生しやすいです。
綿のような小さな白いものに、カイガラムシの幼虫が入っています。それを放置すると幼虫がアガベを食べてしまい、白っぽい小さな凹みを残します。また成虫になると、根から大事な栄養分や樹液を吸い取りアガベを弱らしてしまいます。ですので、日頃からアガベをしっかり観察し、もし幼虫を発見した時は、殺虫剤を噴霧して退治し、
成虫の時に発見した場合は、歯ブラシを使ってこすり落とすか、薬剤を用いて駆除しましょう。

かかりやすい病気

アガベが発生しやすい病気は、「黒星病」や「さび病」があります。黒星病は春〜夏の時期によく発生し、さび病は秋〜冬の時期にかけて発生します。どちらも見つけ次第、病斑部分をナイフなどを使って丁寧に切除しましょう。

アガベの育て方ポイント

観賞用としてアガベを室内で育てる場合は、できるだけ日光に良く当てて、風通しも良くなるような場所に置いて育ててあげましょう。

しかし、直射日光が長時間当たってしまう場所では、葉焼けを起こす場合がありますので注意が必要です。

アガベは寒さにも強い性質を持っていますが、下記の点について注意するようにしましょう。

・0℃以下の気温になるとアガベは休眠状態に入りますので、断水をした方が良いです。

・冬場の水やりについては、5℃以上の気温がある日を選んで、月に1〜2回程度の水やり頻度にしましょう。

・冬は0℃以下にならないような、明るい場所にできる限り置いて育ててあげましょう。

但し0℃〜3℃程度の気温がであれば、外で育てることが可能な種類も一部あります。

まとめ

育て方や土づくり、植え替えの時期などについて紹介しました。アガベは初心者にも丈夫で育てやすい植物となっております。

また希少価値も高く、また美しい葉色やロゼット状に伸びる肉厚の葉も観葉植物としてもお勧めです。室内のインテリアとしてぜひ一度アガベを育ててみてはいかがですか?