冬型コーデックスの秋まき実生|適期・温度・発芽管理を解説

冬型のコーデックスは、生育期の入り口である秋に種をまきます。夏にまくと高温で腐り、冬にまくと発芽温度に届きません。秋まきは、発芽してから生育期をまるまる使えるという点でも理にかなっています。この記事では、秋まきの手順を順を追ってまとめます。

適期は9月下旬から10月

a person holding a handful of dirt in their hand
Photo by Alicia Christin Gerald on Unsplash

目安は、最高気温が30度を下回り、最低気温が20度前後になったころです。多くの冬型コーデックスの発芽適温は15度から25度前後で、残暑が残る時期にまくと発芽前に種が傷みます。

逆に11月以降になると、夜間の温度が足りず発芽までに時間がかかります。発芽してから寒くなるまでの期間を確保するためにも、10月中には済ませたい作業です。

播種前の準備

用土は、清潔で粒の細かいものを使います。市販の種まき用土か、赤玉土の細粒とバーミキュライトを混ぜたものが扱いやすい選択です。古い用土の再利用は、雑菌やカビの原因になるので避けてください。

  • 用土:清潔な細粒。事前に熱湯をかけるか殺菌しておく
  • 容器:底面給水できる容器か、鉢皿に水を張って使える鉢
  • 覆土:種のサイズによる。細かい種は覆土せず、表面に置く
  • ラベル:種類と播種日を必ず記録する

発芽までは「乾かさない」が最優先

green rubber fig plant
Photo by Scott Webb on Unsplash

発芽までは、用土の表面を常に湿らせた状態に保ちます。上から 水 をかけると種が流れるため、底面給水で下から吸わせるのが基本です。腰水にする場合は、水が濁ったら替えてください。

容器にラップやビニールをかけて湿度を保つ方法もありますが、日中の高温には注意が必要です。密閉したまま直射日光に当てると、内部が高温になって種が死にます。明るい日陰に置いてください。

発芽後の管理と徒長対策

発芽したら、少しずつ湿度を下げて外気に慣らします。同時に光をしっかり当てないと、細く伸びた苗になってしまいます。屋内なら植物育成ライトの併用が有効です。

腰水は発芽後も一定期間続けますが、徐々に減らして通常の水やりへ移行します。この切り替えを急ぐと、まだ弱い根が乾いて枯れます。

よくある質問

Q. 発芽しない種はいつまで待てばいいですか?

A. 種類によって数日から数か月まで幅があります。1か月程度は湿らせたまま様子を見てください。

Q. カビが出たらどうすればいいですか?

A. 換気が足りていないサインです。密閉を緩め、風を通してください。広がった場合は殺菌剤の使用も検討します。

Q. 冬はどう管理しますか?

A. 冬型なので生育期ですが、幼苗は寒さに弱いため、最低温度を10度以上に保てる場所で管理してください。

秋まきは、発芽から生育期へ自然につながるのが利点です。乾かさないことと、発芽後に光を確保すること。この二点を押さえれば、初めてでも形になります。