遮光ネットを外す時期の目安|段階的に光へ戻す手順を解説

遮光ネットを外す時期は、暦ではなく日射の強さと株の状態で判断します。9月は太陽の高度が下がって日射が弱まる一方、晴天日の照度はまだ高く、いきなり全開にすると夏を越えたばかりの葉が焼けます。この記事では、段階的に光へ戻す手順を整理します。

外す判断の目安は「最高気温30度を下回る日が続く」こと

bokeh lights photography of brown maple leaf
Photo by Aaron Burden on Unsplash

最高気温が30度を下回る日が続き始めたら、遮光を緩める段階です。関東以西の平地では9月中旬から下旬、寒冷地では9月上旬が目安になります。ただし残暑がぶり返す年もあるため、週間予報を見て猛暑日が控えているなら先送りしてください。

もうひとつの手がかりが影の濃さです。同じ時刻の影が夏より長く、輪郭がぼやけてきたら日射が弱まっている証拠です。体感より影のほうが正直なので、気になったら足元を見てください。

段階的に落とす:50パーセントから30パーセント、そしてなしへ

遮光は一気に外さず、2週間ほどかけて段階を踏みます。夏に50パーセント前後で管理していたなら、まず30パーセント程度へ落とし、様子を見てから外すのが安全です。ネットを重ねて使っている場合は、1枚ずつ減らしていくと調整しやすくなります。

  • 第1段階:遮光率を下げる、またはネットを1枚減らす(1〜2週間)
  • 第2段階:午前だけ外し、午後は掛ける(数日〜1週間)
  • 第3段階:終日外す。曇りの日から始めると負担が小さい

外した後に出る症状と対処

Row of potted plants on a shelf by the window
Photo by Declan Sun on Unsplash

外して数日で葉の色が抜けたように白っぽくなったら、光が強すぎるサインです。すぐに戻して、もう一段階ゆっくり進めてください。葉焼けは一度起こすと元に戻らないため、迷ったら戻すほうが正解です。

逆に、葉の色が濃くなり締まってくるようなら順調です。徒長気味だった株は、この時期に光をしっかり当てることで間延びが目立ちにくくなります。

室内の株にも戻しの作業が要る

夏の間カーテン越しに置いていた株も、日射角が変わることで急に直射が入るようになります。窓辺の株は9月に入ったら日の当たり方を確認し、必要ならレースカーテン一枚を挟んでおくと安心です。

よくある質問

Q. 遮光ネットは何月まで使えばいいですか?

A. 月では決めず、最高気温と株の様子で判断します。多くの地域では9月下旬から10月上旬に不要になりますが、南向きで照り返しの強い環境では長めに使う判断もあります。

Q. 曇りの日に外し始めるのはなぜですか?

A. 光の変化が緩やかで、葉が慣れる時間を取れるためです。快晴の日にいきなり外すと、変化が大きすぎて葉焼けのリスクが上がります。

Q. 外したら水やりも変わりますか?

A. 光が強くなると蒸散が増えるため、外した直後は乾きが早くなることがあります。ただし気温は下がっていくので、乾き方を見ながら調整してください。

遮光を外す作業は、夏の管理から秋の管理へ切り替える最初の一歩です。段階を踏んで光へ戻しておくと、秋の生育期をしっかり使えて、冬前に株を充実させられます。