ベランダの植物の台風対策|避難・固定・塩害までの手順を解説

ベランダの植物の台風対策は、飛ばさない・倒さない・塩を残さないの三つに整理できます。特に9月は大型の台風が来やすく、鉢が倒れて株が折れたり、隣戸へ飛んで事故になったりする危険があります。この記事では、接近前・通過中・通過後にやることを順番にまとめます。

前日までにやること:室内へ入れる優先順位を決める

a wet window with a traffic light on it
Photo by C. G. on Unsplash

すべてを室内に入れられないことが多いので、優先順位をつけます。背が高くて重心が上にあるもの、軽いプラ鉢、葉が大きく風を受けるものから順に避難させてください。逆に、重い陶器鉢で背が低い株は最後で構いません。

  • 最優先:背の高い株、吊り下げているもの、軽いプラ鉢
  • 次点:葉が大きく風を受ける観葉植物、実生トレー
  • 残してよい:背が低く重い鉢、地面に直置きできるもの

室内に入れる前に、鉢底やスリットに潜んでいる虫を確認しておくと、室内での発生を防げます。

外に残す株の固定:まとめて低くするのが基本

外に残す鉢は、壁際に寄せて一か所にまとめ、できるだけ低い姿勢にします。バラバラに置くより、密集させたほうが互いに支え合って倒れにくくなります。棚に載せたままにせず、床へ下ろすのも有効です。

支柱を立てている株は、支柱ごと倒れると根鉢を持ち上げてしまうため、支柱を短くするか一時的に外す判断も必要です。ネットや大きめの布で覆う場合は、風をはらんで凧のようにならないよう、必ず下側も固定してください。

通過後にやること:塩害と枝折れの確認

A person wearing work gloves pruning a green juniper bush with hand shears
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海に近い地域では、台風が塩を含んだ風を運びます。葉に付いた塩分はそのままにすると葉焼けのような症状を起こすため、通過後は早めに真水で洗い流してください。曇りの日か朝のうちに、葉の裏まで水をかけるのが効果的です。

折れた枝や裂けた葉は、傷口が乾く前に切り戻します。中途半端に垂れ下がった葉を残すと、そこから傷みが広がることがあります。ただし、株全体が弱っているときは一度に切りすぎないでください。

倒れた鉢の立て直しで気をつけること

倒れた鉢をそのまま起こすと、根鉢が動いて隙間ができていることがあります。土を足して軽く押さえ、しばらくは強い日射を避けて休ませてください。根が動いた直後に肥料を与えるのは避けます。

よくある質問

Q. 台風前に水やりはしたほうがいいですか?

A. 控えめにしてください。雨で十分な水が入るうえ、鉢が重くなると倒れたときの破損が大きくなります。ただし乾ききって萎れている株は軽く与えてください。

Q. 室内に入れられない大型鉢はどうすればいいですか?

A. 壁際に寄せ、鉢同士を密着させて低く配置します。可能なら鉢を横倒しにしておくほうが、立てたまま倒れるより株へのダメージが小さく済みます。

Q. 通過後すぐに肥料を与えてもいいですか?

A. 数日待ってください。根が傷んでいる可能性があり、直後の施肥は負担になります。株の様子が落ち着いてからで十分です。

台風対策は、事前の避難と固定で被害の大半を防げます。9月に入ったら、いざというときに動かす鉢の順番を先に決めておくと、接近予報が出てから慌てずに済みます。